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他人の作品に似たAI画像を使って大丈夫?

9月7日
読了時間: 5分

更新日:9月21日


結論からいうと、他人の作品に似ているAI画像は、そのまま使わない方が安全です。


AIが自動で作った画像でも、完成した画像が、


  • 特定のイラスト

  • 有名なキャラクター

  • 映画ポスター

  • 写真作品

  • 漫画のコマ


などにかなり似ていれば、著作権侵害が問題になることがあります。


大切なのは、「AIが作ったから大丈夫」ではなく、「完成した画像が既存作品にどれくらい似ているか」を見ることです。



この記事で分かること

  • AI画像が他人の作品に似ていたらどうなるのか

  • 作風が似ているだけでも問題になるのか

  • キャラクターに似た画像は使えるのか

  • たまたま似た場合はどう考えるのか

  • 映画や動画で使うなら実際にどうすればよいのか




AIが作った画像でも、著作権侵害はあり得る


生成AIで作った画像でも、完成した画像が既存作品の具体的な表現に似ていれば、著作権の問題が出ることがあります。


たとえば、


  • 有名キャラクターの見た目をほぼ再現している

  • 特定のイラストと構図や表現がかなり近い

  • 映画ポスターの配置やデザインをほぼそのまま使っている


といった場合です。


そのため、生成方法よりも、実際に出来上がった画像を見ることが重要です。




「〇〇風」なら大丈夫?


単に作風が似ているだけで、すぐに著作権侵害になるとは限りません。


著作権は、画風や雰囲気そのものを独占する権利ではありません。


ただし、


  • 特徴的なキャラクター

  • 独自の構図

  • 特徴的な衣装

  • 具体的な背景

  • 独特のモチーフの組み合わせ


など、元作品の具体的な表現まで似ている場合は別です。


そのため、「〇〇風だから大丈夫」ではなく、最終的に何が生成されたかを見る必要があります。




有名キャラクターに似ていたら?


たとえば、生成した画像が有名なアニメやゲームのキャラクターにかなり似てしまった場合。

そのまま使うより、別のデザインへ作り直す方が実務的です。


特に、


  • 髪型

  • 衣装

  • 配色

  • 小物

  • 顔立ち

  • 特徴的なポーズ


などが複数一致している場合は注意します。


映画や動画では、わざわざ既存キャラクターに似たものを使う必要がなければ、避けた方が早いです。




たまたま似た場合は?


AI生成でも、著作権侵害を考えるときは、完成した画像の類似性だけでなく、元作品に依拠して作られたといえるかも問題になります。


自分が元作品を知らず、プロンプトに作品名を入れていなくても、AIがその作品を学習していた場合などには、依拠性が認められることがあります。


「自分はまねしていない」「作品名を指定していない」という事情だけで、著作権侵害にならないとは判断できません。


そのため、


  • どんなプロンプトを使ったか

  • 特定の作品や作者を指定したか

  • どのような修正を重ねたか


など、生成過程を残しておくと、後から制作経緯を確認しやすくなります。


ただし、記録を残していれば問題がなくなるわけではありません。実際に使う画像が既存作品にかなり似ているなら、制作段階で別の画像へ変更する方が実務的です。




元作品名をプロンプトに入れた場合は?


たとえば、

「〇〇という映画のポスターと同じ感じで」
「〇〇というキャラクター風に」

など、特定作品を直接指定して生成した場合。


完成画像がその作品に近い場合、元作品への依拠性を考えるうえで、そのプロンプト内容も一つの事情になり得ます。


そのため、映画や動画で安全に使いたいなら、特定作品を直接再現するような指示は避ける方がよいでしょう。




似ているか分からないときはどうする?


制作側で、「これ、何かに似ている気がする」と思った時点で、無理に使わない方が簡単です。


たとえば、


  • 配色を変える

  • 衣装を変える

  • 構図を変える

  • キャラクターの特徴を減らす

  • 別のプロンプトで作り直す


など、オリジナル性を高めます。


生成AIの強みは、作り直しが比較的簡単なことです。




映画ポスターやメインビジュアルは特に慎重に


劇中で一瞬映る小さな画像と、


  • 映画ポスター

  • メインビジュアル

  • サムネイル

  • 商品パッケージ


では、使われ方が違います。


作品の顔になる画像ほど、


  • 他作品との類似

  • キャラクターの類似

  • 商標

  • 肖像


など、確認したい範囲も広くなります。


ポスターやサムネイルは作品本編よりも単独で広く公開されるため、劇中で一瞬使う素材よりも、既存作品との類似を慎重に確認しておく方がよいでしょう。




実際にはどうすればいい?


AI画像が他人の作品に似ていると感じたら、


1.そのまま使わない

まず候補から外します。


2.何が似ているかを見る

キャラクター、構図、衣装、色、背景などを分けます。


3.似ている部分を変える

プロンプトを修正して作り直します。


4.特定作品名を使ったなら外す

より一般的な表現で再生成します。


5.生成記録を残す

プロンプトや修正履歴を保存します。




まとめ


生成AIで作った画像でも、他人の作品に似ていれば著作権問題が出ることがあります。


  • AIが作ったこと自体は免責にならない

  • 作風が似ているだけとは限らない

  • 具体的な表現まで似ていれば注意する

  • 有名キャラクターに似たら作り直す

  • 特定作品名をプロンプトに入れる場合は慎重にする

  • 迷ったらオリジナル性を高める

  • 生成過程を残しておく


という整理になります。


これから作る画像なら、似ているものを無理に使わず、別の画像にする。


映画や動画制作では、この判断が一番実用的です。



参考


※生成AIで作った画像と既存作品との類似や、映画・動画での利用について個別にご相談が必要な場合は、お問い合わせページをご利用ください。


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