雨天延期・予備日はどう決める?
更新日:9月13日
結論からいうと、屋外ロケや天候に左右される撮影では、「雨が降ったら考える」ではなく、撮影前に予備日と延期条件まで決めておくのが大切です。
最低限、
予備日はいつか
いつまでに延期を決めるか
誰が判断するか
小雨でも延期するのか
予備日の確保に料金がかかるか
延期した場合、元の日の料金はどうなるか
予備日も撮れなかったらどうするか
を確認します。
特にロケ地を借りる撮影では、制作側が「雨だから延期」と思っていても、施設側では通常キャンセル扱いになることがあります。
この記事で分かること
雨天延期はどう決めるのか
予備日は何日取ればよいのか
延期判断はいつするのか
予備日料金はどう扱うのか
契約ではどう書けばよいのか
まず、雨で撮れない撮影か考える
すべての撮影に予備日が必要なわけではありません。
たとえば、
屋内撮影
雨でも成立するシーン
雨対策ができる撮影
なら、そのまま実施できることがあります。
一方、
公園
河川敷
海岸
屋上
街中の屋外シーン
などは、天候によって画が大きく変わります。
そういう撮影では、予備日を考えます。
予備日は何日取る?
小規模撮影なら、まずは予備日1日を設定する方法が一般的です。
たとえば、
本番日 10月10日予備日 10月17日
という形です。
ただし、出演者・ロケ地・スタッフ全員を予備日まで押さえる必要があるため、増やしすぎると調整が大変になります。
予備日を設定しただけで無料とは限らない
ここは重要です。
ロケ地側からすると、
本番日+予備日
の2日間を他の予約に貸せなくなることがあります。
そのため、
予備日は無料仮押さえ
予備日確保料が必要
両日とも使用料が必要
など、施設によって扱いが違います。
必ず確認します。
どう聞けばいい?
ロケ地側には、
雨天時の予備日として○月○日も確保したいのですが、予備日の料金はどのような扱いになりますか。
と聞けば分かりやすいです。
さらに、
本番日を実施した場合、予備日は自動的に解除されますか。
まで確認します。
延期をいつ判断する?
これを決めておかないと、前日から揉めやすくなります。
たとえば、
前日12時
前日18時
当日朝6時
などです。
撮影規模が大きいほど、当日朝では遅いことがあります。
出演者・スタッフ・機材・ロケ地の移動を考えると、前日中に判断できる方が動きやすい場合があります。
誰が延期を決める?
制作側で決めます。
ただし、ロケ地との契約では、
制作側が前日18時までに延期を通知した場合、予備日へ変更できる。
など、通知期限を決めておくと分かりやすいです。
施設側にとっては、制作側の判断基準よりも、いつまでに連絡が来るかが重要です。
小雨ならどうする?
ここは作品次第です。
たとえば、
晴天設定なので小雨でも不可
雨が映らなければ撮影可能
雨天そのものを演出に使える
などがあります。
そのため、「雨天」という言葉だけでなく、必要なら、
撮影に適さない天候
という形で整理します。
降水確率〇%で延期、と決める必要はある?
必ずしも必要ありません。
天気予報は変わりますし、降水確率だけでは、
雨量
降る時間
風
雷
までは判断できません。
そのため、
天候状況を踏まえ制作側が撮影困難と判断した場合
などとする方法があります。
ただし、ロケ地側がキャンセル料を免除する条件として客観的基準を求めることもあります。
雨だけじゃない
屋外撮影では、
強風
雷
台風
大雪
猛暑
警報
などでも撮影できないことがあります。
特に、
ドローン
大型照明
クレーン
高所撮影
では、風の影響も大きくなります。
そのため、契約では「雨天」だけでなく、必要に応じて荒天その他安全に撮影できない場合まで含めます。
延期したら元の日の料金はどうなる?
主に、
無料で予備日へ振替
一部キャンセル料が発生
本番日の料金は返金せず、予備日は別料金
実費だけ負担
などがあります。
ここはロケ地ごとの差が大きいです。
予約前に確認します。
「延期」と「キャンセル」は別にする
たとえば、
雨天の場合は予備日へ変更できる。
と契約していれば、通常のキャンセルとは別扱いにできます。
逆に、この定めがなければ、
本番日をキャンセルして、予備日を新規予約する
扱いになる可能性があります。
予備日も雨だったら?
ここまで決めておくと安心です。
たとえば、
再度日程調整
その時点でキャンセル
屋内ロケへ変更
などです。
契約では、
予備日も撮影困難な場合は、改めて双方協議する。
とする方法があります。
出演者の予備日も押さえる
ロケ地だけ予備日を確保しても、出演者が空いていなければ意味がありません。
そのため、
出演者
カメラ
録音
ヘアメイク
ロケ地
まで、予備日を共有します。
スタッフの予備日にも料金が発生する?
契約によります。
スタッフによっては、
予備日無料
キープ料あり
本番決定時のみ料金
前日解除なら一定額
などがあります。
ロケ地だけでなく、出演者・スタッフの予備日条件も別に確認する必要があります。
仮押さえと本予約を使い分ける
ロケ地によっては、
第1希望 本番日
第2希望 予備日
として仮押さえできることがあります。
ただし、仮押さえには期限があります。
期限までに本予約へ切り替えなければ、他の予約が入ることもあります。
予備日を後から取ればいい?
空いていればできますが、人気ロケ地では埋まってしまうことがあります。
特に、
土日
桜
紅葉
夏休み
イベント時期
などは早めに埋まります。
天候リスクが高い撮影なら、最初から予備日も相談した方が安全です。
ロケ地使用契約ではどう書けばいい?
たとえば、
撮影予定日は令和〇年〇月〇日とし、雨天その他撮影に適さない天候の場合の予備日を同月〇日とする。
さらに、
撮影者は、前日18時までに施設側へ通知することにより、撮影日を予備日に変更することができる。
料金については、
前項による日程変更の場合、本番日のキャンセル料は発生せず、支払済み使用料を予備日の使用料に充当する。
などとします。
実際の条件はロケ地との合意に合わせます。
予備日確保料がある場合は?
たとえば、
予備日確保料として使用料の20%を支払う。予備日に撮影を実施した場合は、同額を使用料の一部に充当する。
とする方法もあります。
ここは施設側と調整します。
制作側からはどう確認すればいい?
たとえば、
屋外撮影のため、〇月10日を本番日、〇月17日を雨天予備日として考えています。前日18時までに延期判断をした場合、予備日へ振り替えることはできますか。その場合の本番日・予備日の料金と、予備日を使わなかった場合の扱いも教えてください。
と聞けば、必要な条件をまとめて確認できます。
結局、雨天延期・予備日はどう決めればいい?
1.予備日を決める
出演者・スタッフ・ロケ地をまとめて押さえます。
2.判断期限を決める
前日何時まで、などです。
3.延期条件を決める
雨だけでなく、強風・雷なども考えます。
4.料金を確認する
予備日確保料やキャンセル料を確認します。
5.予備日も撮れない場合を考える
再延期か中止かを決めます。
まとめ
雨天延期・予備日を決めるときは、
本番日
予備日
延期判断の期限
判断する人
延期対象となる天候
予備日の料金
本番日のキャンセル料
予備日も撮れない場合
を整理します。
特に重要なのは、「雨なら自動的に無料延期できる」と思わないことです。
ロケ地側では、雨でも通常のキャンセル規定が適用されることがあります。
本番日と予備日の扱いまで先に決めておけば、前日の天気予報を見ながら慌てて交渉する必要がなくなります。
参考
※ロケ地撮影の雨天延期・予備日・キャンセル条件について確認したい場合は、こちらからお問い合わせください。
