撮影料金・延長料金はどう決める?
更新日:9月12日
結論からいうと、ロケ地の撮影料金は、「何時間使うか」だけでなく、搬入・設営・撤収まで含めて、どこからどこまでが有料時間なのかを先に決めることが大切です。
さらに、
1時間いくらか
最低利用時間はあるか
搬入・撤収を含むか
延長はいくらか
何分単位で延長料金が発生するか
営業補償や清掃費は別か
まで確認しておくと、当日の精算でもめにくくなります。
この記事で分かること
撮影料金はどう決めるのか
搬入・撤収時間も料金に入るのか
延長料金は何分単位にするのか
営業補償や追加費用はどう扱うのか
契約書ではどう書けばよいのか
撮影料金は「撮っている時間」だけとは限らない
たとえば撮影そのものが、
13時〜16時
でも、
12時に搬入して、17時に撤収が終わるなら、実際に施設を使っているのは5時間です。
ロケ地によっては、搬入から完全撤収までを利用時間として計算します。
そのため、
撮影時間3時間だから3時間分
と思い込まない方がよいです。
まず「利用時間」を確認する
施設側には、
料金の対象になる時間は、搬入開始から撤収完了まででしょうか。
と確認します。
たとえば、
搬入 9時
撮影 10時〜16時
撤収 17時
なら、
9時〜17時の8時間利用
として契約する形です。
1時間単位?半日?1日?
ロケ地料金には、
1時間単位
2時間以上
4時間パック
半日
1日
などがあります。
たとえば、1時間10,000円でも最低4時間なら、1時間だけ使っても40,000円になることがあります。
そのため、時間単価だけでなく最低利用時間も確認することが重要です。
料金は税込みか確認する
見積もりが、
税込み
税別
どちらなのかも確認します。
たとえば、
1時間10,000円
とだけ言われた場合、最終的に11,000円なのか10,000円なのか分かりません。
契約や見積書では、税込・税別を明確にする方が安全です。
延長料金は事前に決める
撮影は予定通り終わらないことがあります。
そこで、
予定時間を超えた場合、30分ごとに○円
などと延長料金を決めます。
撮影終了間際になって初めて、
延長は1時間20,000円です。
と言われると判断しにくくなります。
何分から延長になる?
ここも重要です。
たとえば、
1分でも超えたら1時間分
15分単位
30分単位
1時間単位
など、施設によって違います。
たとえば17時終了予定で17時10分まで撤収がかかった場合、30分分なのか、1時間分なのかで金額が変わります。
「撮影終了」と「撤収終了」は違う
16時に撮影を終えても、
機材を片付ける
美術を撤去する
家具を元に戻す
掃除する
のに1時間かかることがあります。
そのため、契約上の終了時刻は、
撮影終了ではなく完全撤収時刻
にしておく方が分かりやすいです。
延長できない場合もある
お金を払えば何時まででも使えるとは限りません。
たとえば、
店舗の営業が始まる
建物の閉館時間がある
管理人が退館する
近隣への騒音配慮が必要
などです。
そのため、
延長は可能ですか。
だけでなく、
最長何時まで使えますか。
も確認します。
営業補償が必要な場合
営業中の店舗を貸切にするなら、通常のロケ地使用料とは別に、
本来得られた営業利益を補うための営業補償
を求められることがあります。
たとえば飲食店なら、
通常の売上
貸切時間
曜日
などを踏まえて金額を決めることがあります。
撮影料金と営業補償は分けて確認する
たとえば、
ロケ地使用料 50,000円営業補償 30,000円
という形です。
合計金額だけでも契約はできますが、後から内容が分かるように内訳を残しておく方が管理しやすくなります。
電気代は別?
大きな照明を使う撮影では、施設によって電気代を別に請求されることがあります。
そのほか、
空調費
清掃費
管理費
駐車場代
ゴミ処理費
などが別料金になる場合があります。
見積もり段階で、
このほかに発生する可能性のある費用はありますか。
と聞いておくと分かりやすいです。
深夜・早朝料金は?
早朝や深夜は、
通常料金の25%増し
1時間あたり追加料金
管理員立会費
などが付くことがあります。
撮影時間そのものよりも、早朝搬入のために追加料金が発生することもあります。
休日料金は?
施設によっては、
土日祝
年末年始
定休日
で料金が変わります。
特に店舗の定休日を借りる場合、「営業していないから安い」とは限りません。
スタッフを撮影のためだけに出勤させるなら、人件費が追加されることもあります。
立会費がかかる場合もある
施設担当者が撮影中ずっと立ち会う場合、
立会費
が別途発生することがあります。
たとえば、
施設使用料とは別に、担当者1名の立会費○円
という形です。
延長料金は通常料金より高いこともある
たとえば通常、
1時間10,000円
でも、
延長は30分8,000円
という施設もあります。
これは、撮影時間超過によって、
スタッフの残業
次の予約
営業再開
に影響するためです。
そのため、通常料金から延長料金を勝手に計算しないようにします。
支払い時期も決める
撮影料金は、
事前振込
撮影当日
撮影後請求
半額前払い
などがあります。
契約では、
金額
支払期限
支払方法
まで決めます。
延長分はどう払う?
基本料金を事前振込する場合でも、延長料金は撮影後に確定します。
その場合は、
延長料金その他当日発生した追加料金は、撮影終了後に請求し、○日以内に支払う。
などと決める方法があります。
時間が押しそうなら早めに相談する
現場で、
「あと10分なら黙ってやろう」
と考えるより、時間内に終わらなさそうな時点で、
30分延長できますか。
と確認した方がよいです。
施設側にも、その後の予定があります。
契約ではどう書けばいい?
たとえば、
使用時間は9時から17時までとし、搬入、設営、撮影および撤収の時間を含む。
使用料は88,000円(税込)とする。
使用時間を超過した場合、30分ごとに5,500円(税込)の延長料金を支払う。
ただし、18時以降の延長は認めない。
という形です。
必要なら、
電気使用料、清掃費その他追加費用が発生する場合は、事前に双方協議する。
と加える方法もあります。
見積もり段階では何を聞けばいい?
ロケ地側には、
9時搬入、10時から16時撮影、17時完全撤収を予定しています。この場合、利用料金は何時間分になりますか。また、延長した場合の料金、最低利用時間、清掃費・立会費・電気代などの追加費用があれば教えてください。
と聞けば、必要な金額をまとめて確認できます。
結局、撮影料金・延長料金はどう決めればいい?
1.利用時間を決める
搬入から撤収までです。
2.最低利用時間を確認する
時間単価だけを見ないようにします。
3.延長料金を確認する
何分単位かも重要です。
4.追加費用を確認する
営業補償、清掃、立会い、電気などです。
5.支払方法を決める
前払いか、撮影後かも明確にします。
まとめ
ロケ地の撮影料金では、
基本料金
最低利用時間
搬入・撤収時間
延長料金
延長単位
営業補償
清掃費
電気代
立会費
早朝・深夜料金
を確認します。
特に重要なのは、「撮影している時間」ではなく、「施設を使っている時間」で考えることです。
撮影が終わっても撤収は続きます。
最初から完全撤収まで含めて時間を取っておけば、最後の30分で焦ったり、想定外の延長料金が発生したりするリスクを減らせます。
参考
※ロケ地の撮影料金・延長料金・追加費用について契約内容を確認したい場合は、こちらからお問い合わせください。
