雨で撮影延期になったらどうする?
結論からいうと、雨で撮影を延期する可能性があるなら、撮影前に「いつ判断するか」「予備日はどうするか」「延期したときの料金をどうするか」を決めておくことが大切です。
屋外撮影では、雨だけでなく、
強風
雷
台風
足元の悪化
などで撮影できなくなることもあります。
そのため、単に「雨なら延期」とするのではなく、天候による日程変更のルールを先に作っておくと動きやすくなります。
この記事で分かること
雨天延期では何を決めておけばいいのか
出演者・スタッフ・ロケ地の料金はどうなるのか
予備日をどう使えばいいのか
まず決めたいのは「誰が、いつ延期を判断するか」
雨天延期で困りやすいのは、雨そのものより、判断が遅れることです。
出演者やスタッフが家を出た後。
機材を搬入した後。
ロケ地側が準備を始めた後。
この段階で延期を決めると、すでに費用や拘束が発生していることがあります。
そのため、前日の18時までに制作側が判断するなど、判断時刻を決めておくと分かりやすくなります。
もちろん、天気は直前まで変わります。
前日に判断できない撮影なら、
「前日18時に一次判断し、当日朝6時に最終判断」
のように二段階にする方法もあります。
大切なのは、関係者が「いつ決まるのか」を分かっていることです。
予備日を作っておくと動きやすい
屋外撮影なら、本番日とは別に予備日を設定しておく方法があります。
たとえば、
本番日 10月10日
予備日 10月17日
という形です。
この場合、出演者だけでなく、
スタッフ
ロケ地
機材
車両
まで予備日に対応できるか確認しておきます。
ただし、予備日を押さえること自体に料金がかかることもあります。
ロケ地なら両日分の料金が必要な場合がありますし、スタッフならキープ料が発生することもあります。
そのため、「予備日を押さえたら無料」とは限りません。
雨で延期したら、出演料やロケ地料金はどうなる?
ここは相手ごとに違います。
出演者やスタッフなら、
「前日までの雨天延期なら追加料金なしで予備日へ変更」
と決めることがあります。
一方、当日集合してから中止になった場合は、すでに移動や拘束が発生しています。
そのため、当日中止なら一定額を支払うという決め方もあります。
ロケ地は、その施設の利用規約や契約によります。
雨天なら無料で振替できる
通常のキャンセル料がかかる
予備日分も料金が必要
など、かなり違います。
機材レンタルも、すでに発送・受取済みなら料金が発生することがあります。
つまり、雨だからといって、すべての費用が自動的に次回へ繰り越されるわけではありません。
強風や雷も「雨天延期」と同じように考える
撮影を止める原因は雨だけではありません。
たとえば、
ドローンを飛ばせないほど風が強い
雷が近づいている
大型照明や機材を安全に設置できない
足元が滑りやすく危険
といった場合です。
そのため契約では、
「雨天その他、安全または撮影条件上、実施が困難な天候」
くらいにしておくと扱いやすくなります。
台風や地震、交通機関の大規模停止などは、通常の雨天延期とは別に、不可抗力として扱うこともあります。
その場合でも、すでに発生した交通費や宿泊費などの実費については、別途精算する形があります。
実際にはどう決めておけばいい?
撮影前に、少なくとも次の点を決めておくと整理しやすくなります。
延期を決める人
延期を判断する時刻
予備日
前日延期と当日中止の違い
出演者・スタッフの報酬
ロケ地や機材の料金
すでに発生した実費の扱い
たとえば、
雨天その他撮影に適さない天候の場合、前日18時までに制作側が延期を決定し、予備日へ変更する。
と決める方法があります。
さらに、
前日までの延期については、支払済みの報酬を予備日の報酬に充当する。
当日集合後に中止となった場合は、別途定めるキャンセル料を支払う。
と分けておけば、前日延期と当日中止を同じ扱いにしなくて済みます。
まとめ
雨で撮影を延期する可能性があるなら、
いつ判断するか
誰が判断するか
予備日をどうするか
前日延期と当日中止をどう分けるか
出演料やスタッフ報酬をどうするか
ロケ地や機材の料金をどうするか
を先に決めておきます。
特に重要なのは、「雨なら延期できます」だけで終わらせないことです。
いつ決めるのか。
延期したらお金はどうなるのか。
予備日は本当に全員空いているのか。
ここまで決めておけば、天気予報を見ながらその都度関係者へ交渉する負担をかなり減らせます。
参考
※撮影日の変更に伴う手続や予備日の取扱いは、申請先や施設によって異なります。実際の撮影では、申請した警察署や施設管理者などへ確認してください。
※個別の撮影についてご相談が必要な場合は、お問い合わせページをご利用ください。
