公園撮影の申請に必要な書類
更新日:5 日前
公園の撮影相談では、まず撮影日時・場所・人数・撮影内容・使用機材を整理しておくと進めやすくなります。
正式な申請では、公園指定の申請書に加えて、企画書・撮影場所を示す図面・人員や機材の配置図・台本や絵コンテなどを求められることがあります。
必要書類は公園ごとに違うため、最初から大量の資料を作るより、撮影内容を簡潔にまとめて、管理者へ必要書類を確認する方が効率的です。
この記事でわかること
公園撮影で用意する基本情報
企画書に書いておきたい内容
撮影場所の図面に示すこと
出演者・スタッフ・機材の配置
台本や絵コンテが必要になる場合
機材資料や追加書類が必要になる場合
小規模撮影で資料を作るときの考え方
公園指定の様式がある場合
公園の撮影許可申請書
公園撮影では、まず公園や自治体が指定する申請書を使用します。
名称は、
公園占用許可申請書
都市公園行為許可申請書
行為許可申請書
など、公園によって異なります。
一般的には、
申請者
撮影日時
撮影場所
撮影目的
使用する範囲
現場責任者
連絡先
などを記載します。
申請者名が許可書や納入通知書の宛名になる場合もあるため、制作会社名、代表者名、所在地などは正確に記載します。
独自の申請様式が用意されている場合は、自作の書類ではなく指定様式を使用します。
撮影企画書・撮影概要書
撮影企画書や撮影概要書は、その公園で何をするのかを管理者に伝えるための資料です。
例えば、
作品名
映画、ドラマ、CM、MVなどの作品種別
撮影目的
撮影日時
雨天時の予備日
撮影場所
撮影する場面の概要
スタッフ・出演者の人数
現場責任者と連絡先
使用する機材
車両の台数
一般利用者への影響
安全管理の方法
などを記載します。
公園管理者が確認したいのは、作品全体の詳しい説明だけではありません。
その公園で何人が、どこを使い、どのような撮影をするのかが分かることが重要です。
自主制作などの小規模撮影であれば、必要以上に分厚い企画書を作るより、撮影内容を判断できる情報を簡潔に整理した方が使いやすいでしょう。
台本・絵コンテ
動画撮影では、台本や絵コンテなど、実際の撮影内容が分かる資料を求められることがあります。
作品全体の台本ではなく、公園で撮影する場面だけを抜粋して提出できる場合もあります。
これは、単に作品内容を確認するためだけではありません。
公園によっては、
暴力的な場面
危険な演出
火気を使う場面
大きな音を出す撮影
公園利用者に不安を与える可能性のある表現
などに制限があります。
そのため、撮影したい場面がその公園のルールに合っているかを確認する資料として、台本や絵コンテが使われます。
撮影場所の図面・配置図
公園内のどこを使うのかを示す図面も、重要な資料です。
公園の案内図などに、
カメラの位置
出演者の位置
スタッフの待機場所
三脚や照明などの機材を置く場所
荷物置場
車両の位置
一般利用者の通行経路
撮影に使用する範囲
などを書き込みます。
単に「この広場で撮影します」と丸で囲むだけでは、一般利用者への影響や機材の設置状況まで判断できないことがあります。
特に三脚や照明などを設置する場合は、どこに何を置くのかまで分かるようにすると、管理者も撮影方法を判断しやすくなります。
図面はどこまで細かく作る?
小規模撮影であれば、必ずしも専門的な設計図のようなものを作る必要はありません。
例えば、公園の公式案内図などを利用して、
撮影する範囲
カメラ位置
出演者の位置
主な機材位置
一般利用者の動線
を書き込むだけでも、撮影規模が分かりやすくなります。
ただし、公園側から指定された様式や記載方法がある場合は、その指示に従います。
大切なのは図面をきれいに作ることではなく、撮影によって公園をどのように使うのかが伝わることです。
撮影規模によっては、機材の搬入経路、立入管理をする範囲、緊急時の避難・搬出動線なども図面に示しておくと、当日の安全管理まで伝わりやすくなります。



機材の資料
三脚、照明、レール、発電機などを使用する場合は、機材の種類・数量・大きさが分かる資料を求められることがあります。
例えば、
大型照明
レール
発電機
大きなレフ板
特殊な撮影機材
などを使用する場合です。
大型機材や地面に設置する機材が多い場合は、一般利用者の通行だけでなく、芝生や舗装など公園施設への影響も確認されます。
公園によっては使用できない機材もあるため、申請前に使用機材を一覧にしておくと確認しやすくなります。
追加で求められることがある書類
撮影内容によっては、さらに資料を求められることがあります。
例えば、
撮影当日の進行表
緊急連絡体制
安全管理計画
車両一覧
搬入・搬出経路
保険加入を確認できる資料
関係機関との調整状況が分かる資料
公園内施設の使用に関する資料
などです。
ただし、すべての公園・すべての撮影でこれらが必要なわけではありません。
最初から一式を作るより、撮影概要を伝えたうえで、公園管理者から求められたものを用意する方が効率的です。
東京の公園でも必要書類は違う
東京都内でも、公園や自治体によって必要書類は異なります。
例えば新宿区では、区立公園や児童遊園などで業として動画撮影を行う場合、
公園占用許可申請書
撮影概要書
台本等
を提出するよう案内しています。
一方、渋谷区で区立公園などを生業として撮影に使用する場合は、
都市公園行為許可申請書
撮影による使用許可申請の確認リスト
台本、企画書、絵コンテなど撮影内容が分かる資料
人員・機材の配置などが分かる撮影場所の図面
機材の種類や大きさが分かる資料
が必要とされています。
同じ区立公園でも、必要な様式や添付書類は自治体によって異なります。
都立公園でも公園ごとの様式を確認する
都立公園でも、公園ごとに撮影用の企画書や注意事項が用意されている場合があります。
例えば水元公園では、撮影前の事前協議を行い、撮影希望日の1週間前までに
撮影企画書・撮影位置図・撮影内容が詳しく分かる資料など
を提出するよう案内しています。
つまり、「都立公園だからこの書類」と一括して考えるのではなく、実際に撮影する公園の公式ページで必要書類や様式を確認することが大切です。
小規模撮影なら、最初に何を用意する?
出演者数人、スタッフ数人程度の小規模撮影なら、最初から大量の書類を作る必要はありません。
まず、
いつ撮るか
どこで撮るか
何人で撮るか
どんな場面を撮るか
どんな機材を使うか
を整理します。
そのうえで管理者に相談し、
指定の申請書はあるか
企画書は必要か
図面はどこまで必要か
台本や絵コンテを提出するか
を確認します。
公園側に指定様式があるのに、先に独自形式で大量の資料を作ってしまうと、作り直しになることもあります。
最初は撮影内容を伝えられる最低限の情報をまとめ、必要書類を確認してから作る方が進めやすいでしょう。
まとめ
公園撮影の申請では、一般的に、
申請書
撮影企画書・撮影概要書
台本・絵コンテ
撮影場所の図面・配置図
機材資料
などが使われます。
ただし、必要な書類は全国共通ではありません。
新宿区と渋谷区だけを比べても、指定様式や添付書類は異なります。都立公園でも、公園ごとに撮影用の書類が用意されていることがあります。
そのため、まずは撮影日時・場所・人数・撮影内容・使用機材を整理し、管理者へ必要書類を確認するのが基本です。
書類の数を増やすことより、管理者が「この撮影なら公園をどう使うのか」を判断できる資料をそろえることを意識すると、準備しやすくなります。
関連記事
参考
※撮影許可の要否や申請手続で迷った場合は、お問い合わせからご相談ください。
