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無償提供でも「広告」になる?

9月14日
読了時間: 6分

更新日:9月14日


結論からいうと、現金をもらっていなくても、商品やサービスを無料で提供されて投稿する場合は、広告・PRとして扱われることがあります。


たとえば、


  • 商品を無料でもらった

  • 飲食店へ無料招待された

  • ホテルへ無償宿泊した

  • サービスを無料で利用した

  • 通常より大きな割引を受けた


という場合です。


大切なのは、お金をもらったかどうかではなく、企業から何らかの利益を受けて、その商品やサービスについて投稿しているかという点です。



この記事で分かること

  • 無料提供だけでもPR表示が必要になることがあるのか

  • プレゼント・招待・割引はどう考えるのか

  • 自主的な感想と企業から依頼された投稿は何が違うのか

  • #PRを付ければそれだけで十分なのか

  • 投稿前に何を確認しておけばいいのか




「報酬ゼロだから広告じゃない」とは限らない


SNS案件では、

お金は払えませんが、商品を提供します

という形があります。


この場合、現金報酬はありません。


でも投稿者は商品やサービスを無料で受け取っています。


そのため、完全に自分で購入した商品について自主的に感想を投稿する場合とは違います。


たとえば、


企業から商品を送ってもらった

その商品について投稿してほしいと依頼された


という関係があれば、視聴者から見ると企業との関係がある投稿です。


その関係を分かるようにすることが重要です。




どんな無償提供がある?


無償提供といっても、形はいろいろあります。


  • 商品提供

  • 飲食代の無料

  • 宿泊招待

  • イベント招待

  • 施術やサービスの無料体験

  • 交通費の負担

  • クーポンや特別割引


などです。


金額が小さいから関係ない

無料サンプルだから関係ない


と一律に判断するのではなく、投稿のきっかけに企業との関係があるかを見ます。




勝手に送られてきた商品でもPR?


ここは少し分けて考えます。


たとえば企業から突然商品が届いて、


投稿義務もない

内容の指定もない

企業から投稿依頼もない


という場合です。


このとき、


単に商品を受け取っただけなのか

実質的には投稿を期待された提供なのか


で事情が変わります。


一方で、

商品をお送りしますのでSNSで紹介してください
投稿いただける方へ提供します

という形なら、企業との関係はかなり分かりやすいです。


提供の条件に投稿が含まれているかを見ると判断しやすくなります。




招待された飲食店やホテルは?


飲食店へ無料招待された

ホテルに無料宿泊した


という場合も同じです。


自分で料金を払って利用した場合とは違い、店舗や企業から利益を受けています。


そのうえで、

とても良かったです

と投稿するなら、視聴者にとっては「無料で招待されている」という情報も、その評価を見るうえで重要です。


そのため、


提供

招待

PR


など、関係が分かる表示をします。




割引を受けただけでも広告?


通常の一般向けクーポンを使っただけなら、企業案件とは言いにくいでしょう。


一方で、


インフルエンサー向けに特別な無料提供や大幅割引を受けた

その代わりに投稿を求められた


という場合は、広告性が高くなります。


つまり、割引があったかどうかだけでなく、なぜその割引を受けたのかを見る必要があります。




自分から投稿したくなった場合は?


企業から商品提供を受けたものの、


投稿内容は完全に自由

投稿義務もない

でも実際に使って気に入ったので、自主的に動画を作った


という場合もあります。


この場合でも、商品を無料でもらったという事実自体は消えません。


そのため、

商品提供を受けています

など、企業との関係を示しておく方が分かりやすいです。


内容が自主的だからといって、提供関係まで隠してよいということではありません。





重要なのは、視聴者に広告・提供関係が分かることです。


そのため、



だけでなく、


提供:〇〇

〇〇社から商品提供を受けています

〇〇店へご招待いただきました


など、具体的に書く方法もあります。


特に動画では、概要欄のかなり下だけに表示するより、


動画冒頭

テロップ

投稿本文の分かりやすい位置


などで示す方が伝わりやすくなります。


「表示したか」だけでなく、普通に見た人が気づけるかを考えます。




企業から「PR表記しなくていい」と言われたら?


ここは注意が必要です。


企業側から、

PR表記はいりません
自然な口コミとして投稿してください

と言われることがあります。


でも、実際には企業から提供を受けているのに、その関係を隠す方向で投稿するのは避けた方がよいです。


2023年10月から、広告であることを隠すステルスマーケティングは景品表示法の規制対象になっています。


なお、景品表示法上の規制対象は、商品・サービスを供給する広告主である事業者です。


企業から依頼を受けたインフルエンサー等は、通常、同法の直接の規制対象ではありません。


ただし、投稿者自身が広告主となる場合や、契約上の責任、プラットフォームのルールは別に確認する必要があります。


企業側からの指示があっても、提供関係がある事実まで隠さないことが重要です。




投稿内容まで企業に指定されたら?


たとえば、


この表現を入れてください

この商品名を必ず言ってください

このメリットを強調してください

悪い点は言わないでください


といった指定がある場合です。


こうした場合は、企業側の関与が強くなります。


さらに、


投稿前に企業チェックがある

公開日を指定される

ハッシュタグを指定される


という場合も、企業案件としての性格が強くなります。


そのため、無償提供か有償案件かだけでなく、企業が投稿内容へどの程度関与しているかも見ます。




実際にはどう判断すればいい?


迷ったら、次の順番で確認すると分かりやすいです。


1.企業から何か受け取っているか

商品

サービス

招待

割引

交通費

などを確認します。


2.投稿を求められているか

明示的な依頼があるか見ます。


3.投稿内容を指定されているか

表現や公開日、ハッシュタグなどの指定があるか確認します。


4.視聴者が企業との関係を分かるか

PRや提供表示が十分か見ます。


5.関係を隠すよう求められていないか

「普通の口コミに見せて」と言われたら慎重に考えます。




まとめ


無償提供でも、商品やサービスを受け取り、その関係のもとで投稿するなら広告・PRとして扱われることがあります。


見るべきなのは、現金をもらったかどうかではなく、


企業から何を受け取ったのか

投稿を依頼されたのか

内容へ企業が関与しているのか


です。


無料だからPRではない

少額だから表示不要


という単純な話ではありません。


企業との関係があるなら、その関係を視聴者に分かる形で示す。


これが一番分かりやすい考え方です。



参考


※個別の提供動画やPR表示についてご相談が必要な場合は、お問い合わせページをご利用ください。


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