店舗で撮影するとき、許可は必要?
- 1 日前
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カフェやレストラン、バー、美容室、アパレルショップなど、実際の店舗を使って撮影したい――。
映画やドラマ、CM、MV、YouTubeなどでは、営業している店舗をロケ地として使用することがあります。
しかし、お客さんとして入れる場所だからといって、自由に撮影できるわけではありません。
店舗でロケ撮影を行う場合は、基本的に店舗側へ事前に相談し、撮影について承諾を得る必要があります。
また、店舗の中だけで撮影するのか、建物の共用部分や店舗前の道路まで使用するのかによって、確認する相手や必要な手続も変わります。
店舗の撮影は、まず管理者の承諾を得る
店舗での撮影では、道路使用許可のように、全国共通の「店舗撮影許可」という行政上の許可制度があるわけではありません。
基本となるのは、その場所を使用することについて、店舗や施設の管理者から承諾を得ることです。
たとえば、
店内で出演者が演技をする
カメラや三脚を設置する
照明を使用する
スタッフが複数人出入りする
同じ場面を何度も撮影する
店舗の一部を一定時間使用する
営業を止めたり貸切にしたりする
といった撮影では、通常の来店客による写真や動画の撮影とは状況が異なります。
「短時間だから」「小さなカメラだから」というだけで、店舗への相談が不要になるわけではありません。
撮影内容を伝えたうえで、店舗側が受入れ可能か確認しましょう。
誰から許可をもらうかは店舗によって違う
撮影の相談先が、必ずしも店頭にいるスタッフとは限りません。
店舗によっては、
店主
店長
店舗を運営する会社
本部
テナント事業者
建物の所有者
ビル管理会社
商業施設の運営会社
などが関係していることがあります。
特にショッピングモールや駅ビル、複合施設などのテナントでは、店舗だけでは撮影の可否を決められないことがあります。
店内は店舗側、通路やエントランスなどの共用部分は施設管理者、というように管理主体が分かれていることもあります。
そのため、誰に撮影許可を取ればよいのかを最初に確認することが重要です。
営業中の撮影にも注意する
店舗撮影では、営業中に撮影するのか、営業時間外や定休日に撮影するのかによっても条件が変わります。
営業中であれば、
一般の来店客が映り込む
スタッフの業務を妨げる
通路を機材で塞ぐ
撮影スタッフの出入りが営業に影響する
音声収録のために店内を静かにしてもらう必要がある
といった問題が起こる可能性があります。
撮影内容によっては、営業時間外の撮影や貸切を求められることもあります。
また、撮影料とは別に、貸切料や営業補償などが必要になる場合もあります。
店舗の通常営業を続けながら撮影できるとは限らないため、事前に条件を確認しておきましょう。
店名や商品が映る場合も確認する
店舗で撮影すると、店舗そのものだけでなく、
店名
看板
ロゴ
商品
ポスター
写真や絵画
店内で流れているBGM
などが映像に入ることがあります。
これらは、店舗から撮影場所の使用について承諾を得れば、すべて自由に使用できるとは限りません。
作品内でどのように映るのか、実在する店舗として登場させるのか、背景として映り込むだけなのかなどによっても確認すべき内容は変わります。
店舗の外まで使う場合は別に考える
店舗から撮影の承諾を得ても、その承諾が及ぶのは基本的に店舗側が管理できる範囲です。
たとえば、
店舗前の歩道にカメラを設置する
道路上から店舗を撮影する
出演者が店から道路へ出ていく場面を撮る
建物の廊下やエントランスを撮影する
共用部分にスタッフや機材を置く
といった場合は、店舗とは別の管理者への確認や許可が必要になることがあります。
道路上でロケーションなどを行い、一般交通に著しい影響を及ぼす場合には、道路使用許可の対象になります。
つまり、「店舗からOKをもらったから、店の前も含めて撮影できる」というわけではありません。
東京都内で店舗撮影をする場合
東京都内でも、店舗撮影の基本的な考え方は同じです。
まず店舗や施設の管理者へ撮影内容を伝え、使用できる範囲や撮影条件を確認します。
東京ロケーションボックスでは、掲載されているロケ撮影協力施設について、問い合わせ先が記載されている場合は、直接施設へ連絡して撮影内容を調整するよう案内しています。
撮影支援を受ける場合でも、最終的な撮影許可を決めるのは各施設管理者です。
つまり、東京都内だから店舗撮影について一律の許可制度があるわけではなく、基本的にはそれぞれの店舗・施設ごとのルールを確認することになります。
店舗前の道路にも注意する
店舗撮影では、店舗前の歩道や道路まで撮影範囲が広がることもあります。
警視庁では、道路上でロケーションや撮影会などを行い、一般交通に著しい影響を及ぼす場合には、道路使用許可が必要になると案内しています。
店舗の入口だけを撮影するつもりでも、
カメラを歩道に置く
スタッフが歩道上で待機する
出演者の動きを道路まで広げる
機材やケーブルが通行に影響する
といった場合は、店舗の許可とは切り分けて考える必要があります。
特に東京都内では店舗と歩道・道路との距離が近い場所も多いため、撮影範囲が店舗の敷地内だけで収まっているかを企画段階で確認しておきましょう。
商業施設では施設ごとのルールを確認する
駅ビル、ショッピングモール、百貨店、複合施設などに入っている店舗では、テナント店舗だけでなく、施設管理者への確認が必要になることがあります。
店内の撮影は店舗側が判断できても、
共用通路
エントランス
エレベーター
エスカレーター
駐車場
搬入口
などは施設側の管理範囲であることがあります。
店舗撮影では、店舗内・共用部分・道路など、撮影に使用する場所ごとに管理者を確認することが大切です。
店舗で撮影するときの確認順序
店舗で撮影を計画するときは、次の順序で確認すると整理しやすくなります。
撮影したい店舗を決める
撮影について誰に相談するのか確認する
撮影内容、日時、人数、機材などを伝える
店舗側の撮影条件を確認する
営業中に撮影できるか、貸切が必要か確認する
撮影料や営業補償などを確認する
店舗外の共用部分や道路を使用するか確認する
必要に応じて施設管理者や警察署などへの手続を進める
まとめ
店舗でロケ撮影を行う場合は、基本的に店舗側へ事前に相談し、撮影について承諾を得る必要があります。
ただし、「店舗の撮影許可」という一つの手続ですべてが完了するわけではありません。
店舗によっては、テナント、運営会社、ビル管理会社など複数の関係者への確認が必要になります。
さらに、店舗前の道路や建物の共用部分まで使用する場合には、別の管理者への確認や道路使用許可などが必要になることもあります。
特に東京都内では、
誰が管理する場所を、どこまで撮影に使用するのか
を最初に整理することが重要です。
まず店舗側へ撮影内容を伝え、撮影可能な範囲と条件を確認してから具体的な撮影計画を進めましょう。
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参考
※店舗での撮影について、許可の要否や申請先、店舗前の道路などの手続で迷った場合は、お問い合わせからご相談ください。

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