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削除を求められた動画はどう対応する?

9月14日
読了時間: 6分

結論からいうと、「消してほしい」と言われたからといって、必ず全面削除しなければならないわけではありません。


まず確認したいのは、


  • 誰から削除を求められたのか

  • 何を問題にしているのか

  • どこまで同意や許可を取っていたのか

  • 全削除以外の対応で解決できないか


という点です。


たとえば、


顔だけ消してほしい

店名を出さないでほしい

住所が分かる部分を削ってほしい

BGM部分を直してほしい


という要望なら、動画全体を削除しなくても対応できることがあります。


一方で、


個人情報が出ている

明確に公開条件と違う

許可を受けていない素材を使っている


といった場合は、早めに対応した方がよいこともあります。



この記事で分かること

  • 削除依頼が来たら最初に何を確認するのか

  • 全削除と一部修正をどう分けるのか

  • 出演者・店舗・権利者からの削除依頼では何が違うのか

  • 公開前の約束と違っていた場合はどうするのか

  • すでに拡散された動画では何を考えるのか




まず「何を消してほしいのか」を確認する


削除依頼が来たときに、いきなり動画全体を消す必要はありません。


まず、


  • 顔

  • 声

  • 名前

  • 店名

  • 外観

  • 住所

  • 特定の発言

  • 音楽

  • 写真や映像素材


のどこが問題なのかを確認します。


たとえば、

動画を消してください

と言われても、実際には、

顔が映っている部分だけ消してほしい

という意味かもしれません。


その場合は、


カット

ぼかし

音声削除

字幕修正

概要欄修正


で対応できる可能性があります。




出演者から削除を求められた場合


出演者が、

やっぱり公開されたくない

と言ってきた場合です。


このときは、


撮影前にどこまで説明していたか

どの媒体へ公開すると伝えていたか

顔出しや名前出しを了承していたか


を確認します。


たとえば、


YouTube本編への出演は了承済み

でもTikTok切り抜きまでは伝えていなかった


という場合は、後者だけ問題になることがあります。


つまり、同意を取っていたかどうかだけでなく、その同意の範囲を見る必要があります。




店舗や施設から削除を求められた場合


店舗や施設では、


  • 店名は出さない約束だった

  • スタッフが映っていた

  • 共用部分まで映していた

  • 公開前確認が必要だった

  • 撮影禁止エリアが入っていた


といった理由で削除を求められることがあります。


この場合は、撮影許可をもらったときの条件を確認します。


メール

DM

申請書

口頭でのやり取り


などに、どこまで撮影・公開してよいとされていたかが残っていれば判断しやすくなります。


「撮影OKだった」という事実だけではなく、その条件まで見るのがポイントです。




著作権者から削除を求められた場合


音楽

写真

映画映像

イラスト

他人の動画


などについて権利者から申し出が来ることもあります。


この場合は、


許可を得ていたのか

引用として使っていたのか

利用規約に基づいていたのか


を確認します。


引用として使っているつもりでも、権利者側と見解が違うことはあります。


プラットフォーム側の削除申立てや著作権申し立てが来た場合は、通常の「お願い」とは別に対応期限や手続きがあることもあります。


その場合は、感情的に反論するより、何の権利を根拠に申し立てられているのかを先に確認する方がよいでしょう。




全削除より一部修正で済む場合もある


実際には、問題箇所が限られていることも多いです。


たとえば、


  • 顔だけぼかす

  • 名前だけ消す

  • 店舗外観だけカットする

  • 住所が分かる部分だけ削る

  • BGMを差し替える

  • サムネイルを変更する

  • 概要欄の記載を修正する


といった対応です。


動画全体に問題がないなら、問題箇所だけ修正する方が合理的な場合があります。


ただし、


その人自身が動画の中心

店舗紹介そのものが問題

無断利用素材が動画全体に使われている


という場合は、一部修正では足りないこともあります。




「一度許可したんだから消さなくていい」で終わらせない


確かに、撮影・公開について明確に了承を得ていたなら、その事実は重要です。


でも、


一度OKしたんだから何を言われても無視

でよいとは限りません。


たとえば、


予想以上に拡散された

個人情報が特定された

勤務先に影響が出た


編集で本人の意図と違う見え方になった、という事情が出てくることがあります。


法的に削除義務があるかどうかと、実務上どう対応するかは別です。


何が起きていて、どこを直せば問題が解消するのかを先に考えた方が現実的です。




すでに拡散された動画はどうする?


SNSでは、元動画を削除しても、


切り抜き

スクリーンショット

転載

画面録画


が残ることがあります。


そのため、「削除したから完全になかったことになる」とは限りません。


それでも、元動画を非公開・削除する意味はあります。


少なくとも、


これ以上公式の投稿から拡散されるのを止める

検索やおすすめから見つかりにくくする


ことにはつながります。


必要なら、転載先について個別に削除申請を検討します。




感情的な削除依頼にはどう対応する?


たとえば、

気に入らないから消して
なんとなく嫌になった

という要望もあります。


この場合も、まず理由を聞きます。


実際には、


顔が思ったより大きく映っている

名前が出ている

批判コメントが増えている

家族から止められた


という具体的な事情があることもあります。


理由が分かれば、


顔だけ処理する

名前だけ消す

コメント欄を閉じる

該当部分だけ削る


といった対応が可能になります。


最初から「削除する・しない」の二択にしない方がよいです。




実際にはどう対応すればいい?


削除依頼が来たら、次の順番で整理すると分かりやすいです。


1.誰からの依頼か確認する

本人なのか

店舗なのか

施設なのか

権利者なのか


2.何を問題にしているのか確認する

顔

名前

場所

発言

音楽

画像

動画全体


3.撮影・公開時の合意を確認する

どこまで許可を取っていたかを見ます。


4.一部修正で対応できるか考える

削除以外の方法がないか確認します。


5.必要なら一度非公開にする

確認に時間がかかるなら、公開を続けながら考えるより、一時的に非公開にする方が安全なこともあります。




まとめ


動画の削除を求められたときは、「消すか、拒否するか」の二択にしないことが大切です。


まず確認するのは、


  • 誰からの依頼か

  • 何が問題なのか

  • どこまで許可を取っていたか

  • 一部修正で対応できないか


です。


顔

名前

店名

住所

音楽

特定の場面


だけが問題なら、そこだけ直せることもあります。


一方で、


公開条件と大きく違う

個人情報が出ている

権利処理していない素材を使っている


という場合は、早めの非公開や削除を検討した方がよいこともあります。


削除依頼が来たら、まず「何を直せば問題が解消するのか」を整理する。


これが実務上いちばん使いやすい考え方です。



参考


※個別の動画削除依頼や公開トラブルについてご相談が必要な場合は、お問い合わせページをご利用ください。


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