店員やスタッフが映った動画を公開していい?
結論からいうと、店舗から撮影許可をもらっていても、店員やスタッフ本人をそのままYouTubeやTikTokに出してよいとは限りません。
たとえば、
店内全体を撮ったら背景にスタッフが少し映った
商品を受け取る場面で手元だけ映った
おすすめ商品を店員さんに説明してもらった
スタッフとのやり取りを動画の見どころとして使った
では、意味がかなり違います。
特に、その人の顔や声、発言そのものを動画のコンテンツとして使うなら、本人にも公開まで伝えておくのが安全です。
この記事で分かること
店舗の撮影許可と、スタッフ本人の同意はどう違うのか
背景に映っただけの場合と、出演してもらう場合の違い
実際に撮影前に何を確認すればいいのか
店の許可だけで、店員さんまで自由に撮れる?
ここは分けて考えた方がいいです。
店舗側から、
店内で撮影して大丈夫です。
と言われたとしても、それは基本的にはその場所で撮影してよいという話です。
一方で、
店員さんの顔
声
名前
接客の様子
発言
を動画の中心として使うなら、個人としての扱いが出てきます。
たとえば、
レジの後ろにスタッフが小さく映り込んだだけ
という場合と、
今日はこちらのスタッフさんにおすすめを聞いてみます。
とカメラを向けてインタビューする場合は、同じではありません。
後者なら、
YouTubeに公開しますが、顔と声が出ても大丈夫ですか?
と本人にも確認した方が分かりやすいです。
「仕事中なんだから撮られて当然」ではない
店舗スタッフは、仕事中だからといってSNS動画へ自由に出演させられるわけではありません。
たとえば、
接客中の表情
ミスした場面
困っている様子
お客さんとの会話
を面白おかしく編集すれば、本人にとってはかなり嫌な使われ方になることがあります。
また、「店から撮影許可が出ているから大丈夫」と思っていても、本人は撮影自体を知らなかった、ということもあり得ます。
特に、
顔がはっきり映る
声がはっきり入る
名札が読める
という場合は、公開前に一度立ち止まった方がいいでしょう。
名札は意外に危ない
スタッフが映る動画では、顔だけでなく名札にも注意します。
たとえば、
本名
苗字
役職
店舗名
がそのまま読めることがあります。
本人の顔をぼかしても、名札から個人が分かることもあります。
特にチェーン店や小規模店舗では、店舗名と苗字が分かるだけで、かなり特定しやすくなることがあります。
そのため、必要なら、
名札を映さない
名前部分をぼかす
画角を変える
といった対応を考えます。
声だけなら大丈夫?
顔が映らなくても、声で本人が分かることがあります。
たとえば、
店員さんが商品の説明をしている
特徴的な話し方が入っている
名前を呼ばれている
という場合です。
声だけなら常に問題ない、とは言い切れません。
特に、説明内容そのものを動画の中心に使うなら、本人がSNS公開まで理解しているか確認しておく方が安心です。
「撮影していいです」と言われたら公開もOK?
ここも少し危ないところです。
店員さんがその場で、
撮っていいですよ。
と言ったとしても、本人がイメージしているのが、
「その場でスマホ撮影されるだけ」
なのか、
「数万人が見るYouTubeに顔出しで載る」
なのかは分かりません。
そのため、
YouTubeに公開予定です。
TikTokに載せます。
まで伝えておく方が、後からの認識違いを減らせます。
撮影の同意と、公開の同意は分けて考える。
ここは街頭インタビューと同じです。
スタッフにおすすめ商品を説明してもらう場合
これは、かなり「出演」に近くなります。
たとえば、
今日はこちらの店員さんに人気メニューを紹介してもらいます。
という動画です。
この場合は、
顔出しするか
名前を出すか
声を使うか
店名を出すか
どのSNSに載せるか
まで、本人と店舗側の両方で認識を合わせた方がよいでしょう。
特にPR案件なら、通常の店舗紹介より利用範囲が広くなることがあります。
その動画を、
YouTube本編
TikTok
Instagramリール
広告素材
サムネイル
にも使うなら、最初からその範囲を伝えておく方が安全です。
背景に映っただけならどうする?
店内の奥でスタッフが小さく動いている程度なら、動画の中心ではありません。
ただし、
顔がはっきり見える
長時間映り続ける
何度も同じ人が映る
という場合は、少し気にした方がいいでしょう。
後から編集で、
カットする
ぼかす
トリミングする
こともできます。
特に、そのスタッフが撮影に関与していないなら、わざわざ目立つ状態で残す必要はありません。
接客トラブルを撮って公開する場合は別
たとえば、
「店員の対応がひどかった」
「こんなことを言われた」
として、店員とのやり取りをそのまま動画にする場合です。
これは、通常の店舗紹介動画とは全く違います。
本人の顔
声
名札
発言
店舗名
まで出したうえで批判的な内容を公開すると、トラブルが大きくなりやすくなります。
しかも、撮影された一場面だけでは前後関係が分からないこともあります。
そのため、「事実を撮っただけだから公開自由」とは考えない方がよいです。
特定の個人を批判する動画にするなら、通常の映り込み以上に慎重に判断します。
店舗側から「スタッフは映さないで」と言われたら?
この場合は、その条件を守ります。
撮影許可は、
この条件なら撮影してよい
という形で出されることがあります。
たとえば、
客は映さない
スタッフは映さない
レジ周辺は撮らない
厨房は撮らない
などです。
撮影時に守るだけでなく、編集時にも確認します。
一瞬でも映っていたらカットやぼかしが必要になることがあります。
実際にはどう確認すればいい?
店舗へ撮影をお願いするときに、
店内でYouTube用の動画を撮影したいです。スタッフの方に商品説明をお願いする場面も入れたいのですが、顔と声が出る形で撮影・公開しても大丈夫でしょうか。
と伝えます。
そして実際に出演してもらうスタッフ本人にも、
YouTubeで公開します。顔と声が出ますが大丈夫ですか?
と確認します。
PR案件などで利用範囲が広い場合は、
YouTube本編のほか、TikTokとInstagramの短尺動画にも使用予定です。
まで伝えておくと分かりやすいです。
まとめ
店員やスタッフが映った動画では、
店舗からの撮影許可と、本人を動画に出すことは分けて考える
のが基本です。
背景に少し映っただけなのか
顔や声がはっきり出るのか
商品説明をしてもらうのか
その人とのやり取り自体を動画の見どころにするのか
で、確認の必要性は変わります。
特に、
顔
声
名札
発言
接客場面
をコンテンツとして使うなら、本人にも公開まで説明しておく方が安全です。
「店がOKしたから、スタッフも全部OK」ではない。
ここを分けるだけで、店舗動画はかなり作りやすくなります。
参考
※個別の店舗動画やスタッフの撮影・公開についてご相談が必要な場合は、お問い合わせページをご利用ください。
