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SNS投稿を動画内で紹介していい?

9月13日
読了時間: 7分

結論からいうと、X・Instagram・TikTokなどで公開されている投稿だからといって、その投稿を自分のYouTube動画へ自由に貼り付けてよいわけではありません。


ただし、


  • 投稿内容について批評・解説するために引用する

  • 投稿者から利用許可をもらう

  • SNSの埋め込み・共有機能で紹介する


など、使える場合はあります。


特に注意したいのは、


「公開投稿だから使っていい」

「ユーザー名を出せば使っていい」


という考え方です。


SNSへの公開と、第三者による動画への再利用は別です。



この記事で分かること

  • SNS投稿を動画で紹介できるケース

  • スクリーンショットなら自由に使えるのか

  • 投稿者名やアイコンをどこまで出してよいのか




公開投稿は「フリー素材」ではない


SNSでは、誰でも見られる状態で投稿されているものが多くあります。


たとえば、


  • Xのポスト

  • Instagramの写真

  • TikTok動画

  • Threadsの投稿

  • Facebook投稿


などです。


でも、一般公開されていることと、


第三者がコピーして別の動画へ組み込めること


は同じではありません。


投稿には、


文章

写真

イラスト

動画


などの著作物が含まれていることがあります。


そのため、


ネットに公開されていたので使いました。

だけでは利用の根拠になりません。




スクリーンショットなら大丈夫?


スクリーンショットにしても、元の投稿の権利がなくなるわけではありません。


たとえばXの投稿をスクリーンショットして、


その画像をYouTube動画へ大きく表示する

Instagramの投稿画面を保存して動画に入れる


という場合です。


元の投稿に文章や写真などの著作物が含まれていれば、画像化しても同じです。


「転載」から「スクショ」に変えれば自由になるわけではありません。




解説動画なら「引用」として使えることがある


SNS上の投稿について、


この発言について解説します。
この投稿が話題になっていますが、法律上はどう考えるでしょうか。

といった動画なら、投稿の一部を見せる必要があることがあります。


この場合は、著作権法上の引用として使える可能性があります。


ただし、


出典を書けばよい

スクリーンショットを枠で囲めばよい


というだけではありません。


引用として考えるなら、


  • 公表された著作物である

  • 自分の解説・批評が中心である

  • 投稿を見せる必要性がある

  • 引用部分が明確に分かる

  • 必要な範囲にとどめる

  • 出所を明示する


といった点を確認します。


つまり、投稿そのものを見せることが目的ではなく、その投稿について自分が説明することが中心になっている必要があります。




投稿全文を見せる必要はある?


必ずしもありません。


たとえば長い投稿のうち、一文だけが解説対象なら、その部分だけで足りることがあります。


逆に全文を画面へ出して、


読み上げる

そのまま内容を紹介する


という形では、引用というより投稿そのものをコンテンツとして利用しているように見えやすくなります。


「必要な部分だけ使う」これが基本です。




ユーザー名やアカウント名は出す?


引用では、出所の明示が必要になります。


そのため、


出典:X  〇〇さんの投稿

などと表示することがあります。


ただし、ここで少し分けて考えたいのが、出典を示すことと、個人を必要以上に晒すことは別という点です。


たとえば有名企業の公式アカウントや、公人が公式に発信した投稿を論評する場合と、一般個人の何気ない投稿を取り上げる場合では、事情が違います。


一般人の投稿については、


  • ユーザー名

  • 顔写真

  • プロフィール

  • 勤務先

  • 居住地域


などまで動画内で大きく見せる必要があるのか、考えた方がよいでしょう。


引用のために必要な出所表示と、個人情報を広く拡散することは同じではありません。




アイコンやプロフィール画像もそのまま使っていい?


投稿画面のスクリーンショットには、


  • アイコン

  • プロフィール画像

  • ヘッダー画像

  • アカウント名


などが映ることがあります。


プロフィール画像が本人の写真なら、人物に関する問題も出ます。


また、


アニメキャラクター

芸能人写真

イラスト


などをアイコンにしている人もいます。


その場合、投稿者自身が権利を持っている画像とは限りません。


動画で投稿本文だけを紹介したいなら、不要なプロフィール部分はトリミングするという方法もあります。




他人の投稿を「面白投稿集」にしていい?


これは引用とは考えにくいケースが多いでしょう。


たとえば、「SNSで見つけた面白い投稿10選」として、他人の投稿を次々と表示する動画です。


投稿そのものを見ることが動画の中心になっていて、自分の説明は、


面白いですね。

程度。


という場合です。


この場合、他人の投稿が動画の主要な素材になっています。


引用として利用したいなら、自分の批評や解説が中心であることが重要です。


単なるまとめ動画や転載動画なら、投稿者から許可をもらう方が分かりやすくなります。




炎上投稿なら自由に紹介していい?


炎上している投稿も、著作権がなくなるわけではありません。


また、拡散されているからといって、何をしてもよいわけではありません。


特に、


  • 一般人の投稿

  • 顔写真付き

  • 勤務先が分かる

  • 過去投稿まで掘り起こす

  • 投稿者を嘲笑する編集をする


といった場合は、著作権以外の問題も出てきます。


投稿について必要な批評をすること

と、

投稿者自身を晒すこと


は分けて考えます。


解説のために投稿内容が必要なら、必要な範囲だけ使う方が安全です。




コメント欄も使っていい?


元投稿だけでなく、コメントや返信を紹介したいこともあります。


これも基本的な考え方は同じです。


コメントが短い事実だけなら、著作物として保護されない場合もあります。


一方で、ある程度創作性のある文章なら、著作物になる可能性があります。


さらに、


コメントした人のアカウント名

アイコン

プロフィール


まで表示されることがあります。


必要なのがコメント本文だけなら、周辺情報をどこまで出す必要があるのか考えます。




DMや非公開投稿は扱いが違う


公開投稿と、DMや非公開アカウントの投稿は同じではありません。


たとえば、


DMで送られてきたメッセージ

鍵アカウントの投稿

限定公開のストーリーズ


などです。


これらは、そもそも不特定多数へ公開されたものではありません。


それをスクリーンショットして、


こんなDMが来ました。

とYouTubeへ公開する場合は、公開投稿を引用する場合以上に慎重に考える必要があります。


相手の名前やアイコンを隠したから自由に公開できる、と単純には言えません。




投稿者に許可をもらうなら、何を聞けばいい?


SNS投稿を動画素材として使いたいなら、


〇月〇日の投稿を、YouTube動画内で紹介してもよいでしょうか。

と確認できます。


その際、


  • 投稿本文

  • 写真

  • 動画

  • アカウント名

  • アイコン


のどこまで使うのかも伝えておくと分かりやすくなります。


たとえば、


投稿本文と添付写真を動画内で表示し、アカウント名も紹介したいです。

という形です。


ただし、その投稿に第三者の写真や音楽などが含まれている場合は、投稿者だけの許可では足りないこともあります。




実際にはどう使い分ける?


SNS投稿を動画で紹介したいなら、次のように整理すると分かりやすいです。


投稿について批評・解説する

→ 必要な範囲で引用できるか検討する。


投稿そのものを面白素材として使う

→ 投稿者から許可をもらう。


投稿の存在だけ紹介したい

→ SNSの共有・リンク機能で足りないか考える。


一般人の投稿を扱う

→ ユーザー名やプロフィール情報まで出す必要があるか確認する。


DMや非公開投稿を扱う

→ 公開投稿以上に慎重に判断する。




まとめ


SNS投稿は公開されていても、自由に転載できる素材ではありません。


スクリーンショットにする

ユーザー名を書く

数秒だけ表示する


というだけで、自由に使えるようになるわけでもありません。


解説や批評のために必要なら、引用として使える場合があります。


一方で、


投稿そのものを動画の素材として楽しませる

まとめ動画を作る

画像を装飾として使う


という場合は、投稿者から許可を取る方が分かりやすくなります。


そして一般人の投稿では、


著作権だけでなく、どこまでその人自身を動画で特定する必要があるのか


も考えます。


「投稿を紹介したい」のか

「投稿者を紹介したい」のか


ここを分けるだけでも、動画の作り方はかなり変わります。



参考


※個別の動画でのSNS投稿の引用・利用についてご相談が必要な場合は、お問い合わせページをご利用ください。


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