公園で撮影するときに気を付けたいこと
更新日:5 日前
公園で撮影するときは、撮影許可を取った場合でも、一般の公園利用者と両立できる撮影方法を考えることが大切です。
許可を受けたからといって、撮影場所を自由に貸し切ったり、一般利用者の通行を止めたりできるとは限りません。
小規模撮影でも、
人が通ったら一度撮影を止める
三脚や荷物を通路から外す
利用者の少ない時間を選ぶ
など、普段の公園利用を妨げない方法を考えておきましょう。
この記事でわかること
撮影許可を取った後に確認すること
一般利用者の通行への配慮
三脚や荷物を置くときの注意
遊具やベンチを使う場合
子どもが多い場所での安全管理
一般利用者の映り込み
音や照明への配慮
車両や機材の搬入
撮影終了後の原状回復
撮影前に許可書と許可条件を確認する
撮影当日は、許可書や公園管理者から交付された書類を確認できるようにしておきます。
公園によっては、許可書の携帯や、腕章・撮影許可証などの着用を求められることがあります。
撮影開始前には、現場責任者だけでなくスタッフにも、
撮影できる場所
撮影できる時間
使用できる機材
スタッフ・出演者の人数
車両の搬入方法
音や照明の条件
撮影できない場所や行為
変更があった場合の連絡方法
などを共有しておきます。
現場責任者だけが条件を把握していると、ほかのスタッフが許可されていない場所へ機材を置いたり、申請していない撮影方法に変えてしまったりすることがあります。
許可された内容を、撮影チーム全体で共有しておくことが大切です。
準備と撤収も撮影時間に含まれることがある
公園によっては、許可された時間に、
機材の搬入
セッティング
リハーサル
撮影
撤収
までが含まれます。
撮影終了時刻までカメラを回していると、その後の撤収が許可時間を超えてしまいます。
そのため、当日のスケジュールは、撮影時間だけではなく、準備と撤収まで含めて組む必要があります。
特に照明や三脚などの機材が多い撮影では、片付けに必要な時間も見込んでおきましょう。
一般利用者の通行を妨げない
公園は、撮影のためだけに使われている場所ではありません。
許可を受けていても、
園路を塞ぐ
一般利用者を長時間待たせる
広場への立入りを制限する
ベンチや遊具を撮影隊だけで使い続ける
といった使い方が認められるとは限りません。
三脚、照明、荷物などは通行の邪魔にならない位置にまとめ、ケーブルを使用する場合は、一般利用者がつまずかないようにします。
人が撮影範囲へ入ってきたときは、無理に通行を止めるのではなく、一度撮影を止めて通過を待つ方法も考えておきましょう。
遊具やベンチを使う場合
公園内の遊具やベンチは、一般利用者のための設備です。
撮影で使用する場合でも、長時間占有したり、一般利用者が利用できない状態にしたりしないようにします。
特に遊具は、撮影中でも子どもが近づいてくる可能性があります。
撮影場所として使用したい場合は、
どの程度の時間使うのか
一般利用者が来た場合にどうするのか
まで考えておくと、現場で対応しやすくなります。
子どもが多い場所では安全管理を優先する
遊具や広場の近くでは、子どもが予想外の方向から撮影範囲へ入ってくることがあります。
そのため、
三脚や照明の転倒
ケーブルへの接触
大型機材との衝突
搬入車両との接触
などが起きないように注意します。
撮影場所の近くに機材を多く置く場合は、一般利用者の動線と撮影スタッフの動線を分けて考えます。
撮影を続けることより、安全を確保することを優先するのが基本です。
一般利用者の映り込みにも配慮する
公園の撮影許可は、園内にいる人を自由に撮影し、その映像を自由に使用するための許可ではありません。
一般利用者が識別できる状態で映り込む可能性がある場合は、
画角を変える
撮影方向を調整する
人が通過するまで待つ
撮影位置を変更する
などの方法を検討します。
特に子どもなどが大きく映り込む場合や、人物を特定しやすい状態で映る場合は注意が必要です。
後からぼかし処理をする予定でも、現場で不要な映り込みを減らしておく方が、編集作業や公開後のトラブルを減らしやすくなります。
音や照明は公園の外にも影響する
大きな声、音楽、発電機の音、強い照明などは、公園利用者だけでなく周辺の住宅や店舗にも影響します。
特に、
早朝
夜間
住宅地にある公園
同じ演技を何度も繰り返す撮影
大きな音を伴う撮影
では、周辺への影響も考える必要があります。
公園管理者から撮影許可を受けていても、周辺への迷惑行為まで許可されたわけではありません。
撮影内容によっては、管理者から地域への事前説明などを求められる場合もあります。
周辺へのお知らせについては、他記事「道路で撮影するとき、周辺住民へのお知らせは必要?」も参考にしてください。
車両や機材の搬入方法を確認する
公園の撮影許可を取得しても、撮影車両を自由に園内へ乗り入れられるとは限りません。
車両を使用する場合は、
搬入口
搬入時間
走行経路
車両の台数
停車場所
一般利用者との動線
などを確認します。
公園周辺の道路や歩道へ車両や機材を置く場合は、公園の撮影許可とは別の手続が必要になることがあります。
公園と道路の両方を使う場合については、公園と周辺道路を使って撮影するときに必要な許可も確認してください。
公園の施設や植物を勝手に動かさない
撮影しやすくするためでも、
ベンチ
案内板
植木鉢
その他の公園設備
などを制作側の判断で移動するのは避けます。
樹木やフェンスへ機材、小道具、装飾などを取り付ける場合も、管理者への確認が必要です。
芝生や植込みへの立入り、地面への杭打ちなど、通常の公園利用で禁止されている行為は、撮影許可を受けていても認められないことがあります。
画を作るために現場を変える必要がある場合は、先に管理者へ確認するのが基本です。
撮影内容や機材を変更するときは確認する
当日になって、
スタッフが増えた
機材を追加した
撮影場所を変えたい
撮影時間を延ばしたい
演出内容が変わった
といったこともあります。
ただし、許可は申請した撮影内容を前提に出されています。
変更があった場合は、制作側だけで判断せず、公園管理者へ確認してから撮影方法を変えるようにします。
許可を受けていない機材や撮影方法を追加すると、現場で撮影を止められる可能性もあります。
事故や破損があった場合はすぐに連絡する
撮影中に、
人身事故
公園施設の破損
植物への損傷
一般利用者とのトラブル
などが発生した場合は、必要な安全措置を行ったうえで、公園管理者へ連絡します。
破損した設備をそのままにしたり、事故を報告せず撮影を続けたりしないようにします。
撮影前に、事故が起きた場合に誰が管理者へ連絡するのかも決めておくと対応しやすくなります。
撮影終了後は原状回復する
撮影終了後は、
機材
小道具
養生材
テープ
結束バンド
飲食物
ごみ
などを残さず撤去します。
撮影場所だけでなく、
スタッフの待機場所
機材置場
搬入経路
なども確認します。
公園の施設や備品を移動した場合は、管理者の指示に従って元の状態へ戻します。
撮影が終わった時点ではなく、原状回復して撤収が完了したところまでが現場と考えておくとよいでしょう。
東京の公園では当日のルールも違う
撮影当日の取扱いも、公園によって異なります。
渋谷区立公園
渋谷区の区立公園などでは、一般利用者が優先され、公園利用者を排除したり施設利用を制限したりすることはできません。
また、許可時間には準備・後片付けが含まれ、許可を受けていない機材の持込みは禁止されています。
撮影当日は、許可書を携帯することも求められています。
小石川後楽園
小石川後楽園で事前申請が必要な人物中心の撮影を行う場合は、当日に手続を行った後、撮影許可書と腕章が交付されます。
撮影中は腕章を一般来園者から見える位置に着用し、終了後に返却します。
このように、許可を取った後のルールも公園によって違います。
申請時に確認した注意事項や許可条件を、撮影当日にもう一度確認してから始めると安心です。
まとめ
公園撮影では、許可を取ることだけで準備が終わるわけではありません。
撮影当日は、
一般利用者の通行を妨げない
許可された場所・時間・機材を守る
安全に機材を設置する
周辺への音や光にも配慮する
施設や植物を勝手に動かさない
撮影後に原状回復する
ことが大切です。
特に小規模撮影では、大がかりな交通整理や場所の確保を前提にするより、
一般利用者が来たら一度撮影を止める
機材を小さくする
人の少ない時間帯を選ぶ
といった方法の方が現実的なこともあります。
公園のルールに合わせて、一般利用と両立できる撮影方法を組み立てることを意識しましょう。
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参考
※公園で予定している撮影について、当日の注意事項や許可条件を整理したい場合は、お問い合わせからご相談ください。
