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撮影を外注した映像は自由に使える?

9月7日
読了時間: 5分

更新日:9月7日


結論からいうと、撮影費を払っただけで、納品された映像を何にでも自由に使えるとは限りません。


確認したいのは、


  • 完成映像をどこで使えるか

  • 撮影素材も使えるか

  • 再編集してよいか

  • 広告やSNSにも使えるか


です。


つまり、「撮影を頼んだ」ことと「納品された映像を自由に使える」ことは別です。



この記事で分かること

  • 撮影費を払えば自由に使えるのか

  • 完成映像と撮影素材は何が違うのか

  • SNSや広告に使ってよいのか

  • 再編集してよいのか

  • 外注するとき何を確認すればよいのか




撮影費を払っても、利用範囲は別に決める


たとえば、映像制作会社に企業紹介動画を作ってもらった場合。


制作費を払って完成動画を受け取っても、


  • 自社Webサイト

  • YouTube

  • Instagram

  • 広告

  • 店頭モニター

  • 展示会


など、どこまで使えるかは契約によります。


そのため、「納品されたから何にでも使える」とは考えない方が安全です。


なお、映像が著作権法上の「映画の著作物」に当たる場合には、著作権が映画製作者に帰属する特則があります。


ただし、発注者・制作会社・撮影者のうち誰が映画製作者に当たるかは制作の発意や責任などによって変わるため、発注しただけで当然に権利を持つとは決めつけず、契約で確認します。




完成映像と撮影素材は別


ここは特に分かりにくいところです。


たとえば、完成した3分動画は使えるという契約でも、


撮影時の、


  • 未使用カット

  • 長回し素材

  • 別アングル

  • NGではない未採用素材


まで自由に使えるとは限りません。


後から別動画を作りたいなら、元の撮影素材も納品されるのか、再利用してよいのかを確認します。




再編集してもいい?


たとえば納品後に、


  • 15秒版を作る

  • 縦型動画にする

  • 一部だけ切り抜く

  • 別のBGMに差し替える

  • 別の編集者に渡す


ことがあります。


これも、最初の契約で認められているか確認します。


特に、完成版だけを納品する契約では、再編集を想定していない場合があります。




SNSや広告に使っていい?


これも最初に決めておいた方がいいです。


たとえば、「公式サイト掲載用動画」として依頼したものを、後からInstagram広告やYouTube広告に使う場合。


広告利用まで含まれていなければ、追加確認が必要になることがあります。


そのため、公開先として、


  • Web

  • SNS

  • 広告

  • 店頭

  • イベント

  • 配信


などを最初に想定しておくと分かりやすいです。




音楽や素材にも注意


完成映像の中には、


  • BGM

  • 効果音

  • 写真

  • ストック動画

  • フォント


などが入っていることがあります。


制作会社との契約上は映像を使えても、これらの素材に別の利用条件が付いていることがあります。


たとえば、


  • 広告利用不可

  • 海外利用不可

  • 再編集不可


などです。


そのため、完成映像に使われている素材の条件も確認します。




出演者がいる場合は?


俳優やモデルが出演している場合は、出演者との契約も別に確認します。


たとえば、


  • Web掲載はOK

  • 広告利用は別料金

  • 利用期間は1年間


ということがあります。


つまり、制作会社から映像を使う許可をもらっていても、出演者との利用条件まで自動的に広がるわけではありません。




外注するとき何を確認すればいい?


最低限、


  • 完成映像をどこで使えるか

  • 撮影素材も納品されるか

  • 素材を再編集してよいか

  • SNSや広告でも使えるか

  • 利用期間に制限があるか

  • BGMや素材に利用制限がないか


を確認します。




依頼時の確認例


完成映像は、公式Webサイト、SNS、YouTube、広告、イベント等で使用する予定です。また、今後、短尺版や縦型動画への再編集を行う可能性があります。完成映像および撮影素材について、利用できる範囲、再編集の可否、素材の納品有無、使用音源等のライセンス条件をご確認いただけますでしょうか。



結局、撮影を外注するときはどうすればいい?


1.どこで使うか決める

Web、SNS、広告、イベントなどを整理します。


2.完成版だけでいいか確認する

後から別動画を作るなら、撮影素材も必要になることがあります。


3.再編集できるか確認する

切り抜きや縦型動画を作る予定があるなら確認します。


4.素材の利用条件を見る

BGMやストック素材まで確認します。


5.出演者の条件も確認する

映像の権利とは別です。




まとめ


撮影を外注した映像は、撮影費を払っただけで自由に使えるとは限りません。


  • 完成映像の利用範囲を確認する

  • 撮影素材を使えるか確認する

  • 再編集できるか確認する

  • SNSや広告利用を最初に決める

  • BGMや素材の条件を見る

  • 出演者の利用条件も別に確認する


という整理になります。


「映像を納品してもらう」だけでなく、「その映像を完成後にどう使うのか」まで最初に決める。


ここが一番大切です。



参考


※撮影を外注した映像の著作権、撮影素材の再利用、広告・SNS利用などについて確認したい場合は、こちらからお問い合わせください。


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