お店でYouTube・TikTokを撮っていい?
結論からいうと、店内でYouTubeやTikTokを撮るなら、原則としてお店側に確認してから撮るのが安全です。
ただし、ここで注意したいのは、
「店員さんに撮影OKをもらった」=「店内のものを全部撮って、そのまま公開してOK」ではない
ということです。
店内には、
ほかのお客さん
スタッフ
ポスターや写真
店内BGM
商品やキャラクター
他社のロゴ
などが入ることがあります。
また、商業施設の中にある店舗では、店舗だけでなく施設管理者のルールが関係することもあります。
この記事で分かること
飲食店やショップで撮影するとき、誰に許可を取ればいいのか
「撮影OK」と「YouTube・TikTokへの公開OK」は何が違うのか
店内で実際に確認しておきたいポイント
まず、お店には何を伝えればいい?
単に、
写真や動画を撮ってもいいですか?
だけでは、相手が想像している撮影と実際の撮影が違うことがあります。
たとえば店側は、「料理をスマホで少し撮るだけ」と思っていたのに、実際には、
出演者2人
三脚
マイク
何度も撮り直し
30分以上の撮影
となれば、話が変わります。
そのため、最初から、
YouTubeに公開する動画を撮影したいです。2名で、スマートフォンと小型三脚を使い、30分程度を予定しています。
くらいまで伝えた方が分かりやすくなります。
PR案件なら、
商品提供を受けた動画です。
など、案件であることも伝えます。
「個人的な撮影」と受け取られる言い方をして、実際には収益化・PR動画だった、という状態は避けた方がよいでしょう。
店員さんが「いいですよ」と言えば十分?
小規模な店舗なら、その場の店員や店長の判断で撮影できる場合もあります。
ただし、
チェーン店
商業施設内の店舗
百貨店
駅ビル
テナント店舗
では、店舗だけで決められないことがあります。
たとえば店内は店舗側が管理していても、
店舗前の通路
エスカレーター
エントランス
共有スペース
などは、施設側が管理していることがあります。
そのため、
店内だけなら撮影できますが、共用部分は施設へ確認してください。
となることがあります。
「この店で撮る」だけでなく、「カメラをどこに置き、どこまで映すか」まで考えるのがポイントです。
ほかのお客さんが映ったら?
営業中の店舗では、ここがかなり重要です。
店から撮影許可をもらっていても、店内にいるお客さんが出演を承諾したことにはなりません。
背景に小さく映り込む程度
と、
顔がはっきり分かる状態で長時間映る場合
では、意味が違います。
特に
顔がはっきり分かる
会話が聞こえる
一人のお客さんを長く映す
その人の行動を動画のネタにする
ような場合は注意が必要です。
営業中に撮るなら、
お客さんが少ない時間を選ぶ
映り込みにくい席や方向で撮る
という撮影段階の工夫も有効です。
後から全部モザイク処理するより、最初から映さない方が楽です。
スタッフは店の許可だけで映していい?
店長や店舗責任者から撮影許可をもらっていても、スタッフ本人が動画へ出演することまで当然に了承しているとは限りません。
たとえば、
「料理を運んでくるところを撮りたい」
「店員さんにおすすめを聞きたい」
という場合です。
スタッフが動画の中で明確に出演するなら、
YouTubeで公開しますが、顔が映っても大丈夫ですか?
と本人にも確認する方が分かりやすいです。
店の撮影許可と、人を出演させる話は分けて考えます。
店内BGMが入ったら?
飲食店やショップでは、かなり起こりやすい問題です。
店では適法にBGMを流していても、その曲を録音した動画をYouTubeやTikTokへ投稿することまで、その店舗のBGM利用許諾に含まれているとは限りません。
しかも動画では、著作権だけでなく、実際に使われている音源に関する権利が関係することもあります。
撮影中は気にならなくても、編集で確認すると曲がかなりはっきり入っていることがあります。
そのため公開前に音を確認し、
該当部分をカットする
音量を下げる
別の音源に差し替える
などを検討します。
「お店が流していた曲だから大丈夫」とは考えない方が安全です。
店内のポスターやキャラクター商品は?
店内には、店舗自身が作ったものだけでなく、
映画や芸能人のポスター
キャラクターグッズ
写真
絵画
雑誌
パッケージ商品
などがあります。
背景に少し映り込む場合
と、
カメラを向けて大きく紹介する場合
では扱いが変わることがあります。
店から撮影許可をもらったとしても、その店が第三者の著作物についてYouTubeで利用する許可まで出せるとは限りません。
店内撮影では、「店がOKと言ったから全部OK」ではなく、
店の許可で解決するものと、別の権利者がいるものを分ける
必要があります。
店名や看板は出していい?
店を紹介する動画なら、店名や看板を出すこと自体が撮影目的になっていることもあります。
その場合は、撮影をお願いするときに、
店名と外観も動画内で紹介したいです。
と伝えておくと認識がずれにくくなります。
特に、
店名を出さないでほしい
外観は映さないでほしい
撮影場所を特定されたくない
という店舗もあります。
「店内撮影OK」だけで終わらせず、店名・外観・SNS投稿まで含めて何を公開してよいか確認すると安心です。
実際には何を確認すればいい?
お店へ撮影をお願いするときは、次の内容をまとめて伝えると話が早くなります。
YouTube・TikTokなど公開先
撮影日時
人数
使用機材
所要時間
店内のどこを撮るか
店名や外観を出すか
スタッフに出演してもらうか
PR案件・提供動画かどうか
たとえば、
YouTube用の飲食店紹介動画を撮影したいです。出演者1名、撮影者1名で、スマートフォンと小型三脚を使用します。店内で料理と出演者を30分程度撮影し、店名と外観も動画内で紹介したいのですが、撮影可能でしょうか。ほかのお客様が映らないように撮影します。
くらい具体的なら、店側も判断しやすくなります。
商業施設内なら、
施設側への申請も必要でしょうか。
まで聞いておくとよいでしょう。
まとめ
お店でYouTube・TikTokを撮るなら、まず店舗側へ撮影内容を具体的に伝えます。
ただし、確認するのは「撮影できますか?」だけではありません。
どこまで撮れるか
店名や外観を公開してよいか
スタッフを映してよいか
共用部分も撮れるか
PR案件でも可能か
まで確認しておくと、後から話が変わりにくくなります。
そして、店から撮影OKをもらったことと、映像内の人・音楽・ポスターなどを自由に公開できることは別です。
店舗の許可
人の映り込み
著作権
BGM
このあたりを分けて考えるのが、店内でSNS動画を撮るときの基本です。
参考
※個別の店舗撮影や公開条件についてご相談が必要な場合は、お問い合わせページをご利用ください。
