食べ歩き動画はどこまで撮っていい?
結論からいうと、食べ歩き動画は「買った食べ物を街中で撮る」のと、「店や人をコンテンツとして撮る」のでは確認する内容が違います。
たとえば、
買ったたい焼きを手元だけ撮る
街を歩きながら自分を撮る
店頭で商品を受け取るところを撮る
店員さんとの会話を撮る
店内まで入って食レポする
では、同じ「食べ歩き動画」でも撮影の範囲がかなり違います。
特に注意したいのは、商品を買ったからといって、その店舗内や店員さんまで自由に撮影できるわけではないことです。
この記事で分かること
食べ歩き動画で店の許可が必要になる境目
店員・ほかのお客さん・店頭を撮るときの注意
街歩きしながら撮影するときに気をつけたいこと
買った食べ物を撮るだけなら、店内撮影とは別に考える
たとえばテイクアウトした商品を持って店を出て、
公道上で手元の商品を撮る
近くのベンチで食べるところを自分で撮る
という場合です。
この場合、店内を使って撮影しているわけではありません。
一方で、
注文するところから撮りたい
ショーケースを撮りたい
調理風景を撮りたい
店員さんとの会話を入れたい
となれば、店舗内や店舗スタッフを撮影することになります。
そこまで撮るなら、「食べ物を買った客としての撮影」ではなく、店舗を撮影対象にした動画として考えた方がよいでしょう。
店に、
YouTube用の食べ歩き動画を撮っています。商品と受け取りの様子を少し撮影しても大丈夫ですか。
と確認しておけば、認識のずれを減らせます。
店の外から撮るなら自由?
ここも、撮り方によります。
歩道から店舗の外観が街並みの一部として映る程度と、
店の前に立ち
看板を大きく映し
商品説明をしながら何度も撮影する
場合では意味が違います。
さらに、店の入口付近が私有地だったり、商店街や商業施設の管理区域だったりすることもあります。
見た目では歩道のようでも、すべてが公道とは限りません。
特に、
商業施設の入口
駅ビル
地下街
ショッピングモール
店舗前のテラス席
などでは、その施設独自の撮影ルールがあることがあります。
「外だから許可不要」と決めつけない方が安全です。
店員さんとの会話をそのまま動画にしていい?
ここは食べ歩き動画で起こりやすいところです。
たとえば、
これ一番人気なんですか?
と店員さんに聞いて、そのやり取りを撮影した場合。
店員さんは、商品について答えただけで、YouTube出演まで了承したつもりではないかもしれません。
顔を大きく映す
声をはっきり使う
その人との会話自体を動画の見どころにする
という場合は、
YouTubeに載せても大丈夫ですか?
まで確認する方が分かりやすいです。
店舗側から撮影許可をもらっていても、個々のスタッフを出演者のように扱ってよいかは別に考えます。
ほかのお客さんが映りやすいのも食べ歩き動画の特徴
人気店では、店頭に行列ができていることがあります。
その行列を含めて、
こんなに並んでいます!
と撮りたくなるかもしれません。
しかし、並んでいる人の顔を一人ずつはっきり映したり、特定の客を長く追ったりすれば、単なる背景としての映り込みとは違ってきます。
食べ歩き動画では、
カメラを自分や商品側へ向ける
人が少ない方向を選ぶ
行列全体を遠景で撮る
必要なら編集で顔を処理する
など、撮影段階で工夫した方が楽です。
「街中だから人が映って当然」ではなく、誰を動画の中心にしているかを見るのがポイントです。
歩きながら食べて撮るときは、撮影より先に周囲を見る
食べ歩き動画では、
片手に食べ物
片手にスマートフォン
画面を見ながら歩く
という状態になりがちです。
しかし、人通りの多い歩道で立ち止まったり、何度も同じ場所を往復したりすると、周囲の通行に影響します。
特に、
狭い歩道
商店街
駅前
観光地
行列の近く
では注意が必要です。
撮影するなら、
歩きながら無理に話し続けるより、一度人の流れを邪魔しない場所へ移動して撮る
方が安全です。
動画としても、周囲の音や人の映り込みを減らしやすくなります。
商店街なら、店の許可だけでは足りないこともある
商店街では、個々の店舗とは別に、
商店会
商店街振興組合
アーケード管理者
などが撮影ルールを設けていることがあります。
たとえば1店舗だけを短時間撮る場合と、商店街全体を歩きながら何店舗も紹介する企画では、撮影の規模が違います。
三脚
スタッフ
長時間撮影
複数店舗での撮影
などがあるなら、商店街側への確認も必要になることがあります。
「各店がOKなら商店街全体もOK」とは限りません。
フードコートならどうする?
フードコートは、個々の店舗だけでなく施設の共用スペースです。
商品を買った店が、
撮っていいですよ。
と言っても、客席や通路の撮影については施設管理者のルールが別にある場合があります。
しかもフードコートは、ほかのお客さんがかなり映り込みやすい場所です。
そのため、
店舗
共用スペース
他の利用者
を分けて考えます。
ショッピングモール内の食べ歩き企画では、店舗ごとに確認するだけでなく、施設全体の撮影ルールも見ておく方が安全です。
店名や商品名を出すなら、店に伝えておいた方がいい?
店を紹介すること自体が動画の目的なら、
店名と商品名を動画内で紹介します。
と撮影時に伝えておく方がよいでしょう。
特に、
店舗名をタイトルやサムネイルに使う
外観を大きく出す
店員さんの説明を使う
店内まで撮影する
なら、単に「スマホ撮影してもいいですか」より、公開方法まで伝える方が認識が合います。
また、店側から、
店名は出していいけれど厨房は映さないでください。
スタッフの顔は映さないでください。
など条件を出されることもあります。
その条件は撮影時だけでなく、編集時にも反映します。
「撮影OK」をもらった証拠は必要?
小規模な食べ歩き動画なら、その場で口頭確認して撮るケースもあるでしょう。
ただ、あとから、
そんな公開のされ方をするとは思っていなかった。
となる可能性を減らしたいなら、SNSのDMやメールなどで、
撮影日
YouTubeやTikTokへの公開
店名を掲載すること
撮影する範囲
を残しておく方法があります。
特にPR案件や店舗とのコラボ動画なら、口頭だけより文字で条件を残した方が管理しやすくなります。
実際にはどう動けばいい?
たとえば普通の食べ歩き動画なら、次のように分けて考えると簡単です。
商品だけを店外で撮る
→ 周囲の通行や人の映り込みに注意する。
店頭・店内も撮る
→ 店舗へ撮影とSNS公開を確認する。
店員さんを出演させる
→ 本人が動画公開まで理解しているか確認する。
商店街やモール全体を撮る
→ 店舗だけでなく管理者側のルールも確認する。
PR案件として撮る
→ 通常の食べ歩き動画とは分けて、撮影条件と広告表示も確認する。
一つの「食べ歩き動画」の中に、複数の確認先が混ざっていることがあります。
まとめ
食べ歩き動画は、食べ物を撮るだけなら比較的シンプルでも、店舗・店員・ほかのお客さんまで撮り始めると確認事項が増えると考えると分かりやすくなります。
特に、
店内撮影
店員との会話
他のお客さん
商店街やモールの共用部分
店名や外観の紹介
は分けて考えます。
「商品を買ったから撮影自由」でも、「店に許可を取ったから何でも公開自由」でもありません。
誰の場所で、誰を、何のために撮っているのか。
ここを整理すれば、食べ歩き動画でどこまで確認すべきか判断しやすくなります。
参考
※個別の食べ歩き動画や店舗撮影についてご相談が必要な場合は、お問い合わせページをご利用ください。
